腰痛について。

初めましての方ははじめまして。

そうでない方はひと月ぶりでしょうか。

劾流と申します。

さて、本日はポケモンのことではなく、「腰痛」についてのお話になります。

ポケモンの話を見に来た方は申し訳ない、お帰り下さっても構いません。

それでも構わない、という方やスポーツをやってらっしゃる方は是非ともご覧頂きたく存じます。

それでは、本編に入らせて頂きます。

 

 

 

 

 

 

実は私も大の腰痛持ち…というか、運動によって折ってしまったタチでして。

今でも腰を固定する道具「コルセット」の着用が欠かせず、日常生活においてもそこそこの支障を来たしております。

腰痛というのは、他の病気より数段タチの悪いところが幾つか存在します。

今回はそれについて語らせて頂きます。

 

〜腰痛の持つ悪質さ〜

まず、腰とは人間の体の「中心」です。

何をするにも腰を捻らねば万全の力は出せず、腰を使わねば座ること、ひいては行動の殆どが縛られてしまうことは言うまでもありませんね。

 

しかし、この事を理解している人は、腰を怪我した人が不便なく暮らすには少々少なすぎるということが第一の問題なのであります。

足を骨折した。

なれば、松葉杖や、車椅子の使用が認められますね。

この場合、その人が行動を縛られている、辛いであろうな、と言ったことが可視化されているので周りの人間は気を使います。

電車の中、他に席が空いていない状態で、目の前に松葉杖の人が居たら席を譲るのが良識のある人間というものです。

また、部活をはじめとする運動が強制される場所。

この場においても、大義名分を持って練習を不参加とすることができます。

それは、ひとえに「見えるから」です。

 

 しかし、ここで腰に目を向けてみましょう。

腰が痛いからと言って松葉杖や車椅子の使用が認められるのは極々稀で、基本は「コルセット」の着用であるとか、痛み止めの服用であるとかで済まされてしまうのです。

これはいかん。

可視化されなければ、それは他人にとってないのと同じであります。

 

痛み、というものは元より本人にしかわからないものですが、腰の場合はそれが顕著になります。

足が折れていればそもそも足をつけませんから、運動は物理的に不可能です。

しかし、腰の場合は、激痛を伴うという条件つきで「動けて」しまうのです。

身体の中心ですから。

足や手を怪我したことがある人は星の数程、むしろ怪我したことがないというのは最早かの希少鉱石、ペイナイトをも上回るほどの希少さであると存じますが、腰の痛みを経験したことのある活動層の人々は一体どれほどのものでしょうか。

これがまた一役買ってしまう。

 

 

 

〜第二の問題〜

 

第一の問題に加え、腰は身体の中心であるからして、痛みが慢性的である、ということが挙げられます。

足であれば、足を動かさなければいい。

手であれば、手を動かさなければいい。

しかし、腰は動かさないということは不可能なのであります。

そして、その痛みは環境によっても左右されること。

季節の変わり目などはそれが顕著に現れ、私も、本当に具合の悪い日だと朝は立てなくなるほどの痛みを覚える時もあります。

 

怪我をしている間は激しい運動ができない、これはどの部位にも言えることですが、腰の場合はまた少し違うのです。

三大筋肉トレーニング(腕立て・腹筋・背筋)、そしてランニング、ダンベル。

これらすべてが出来なくなります。

運動をやってらっしゃる方の多くは、筋肉トレーニングが生活の一部になっていることと思われますので(無論私もそのひとりです)この辛さは語るに耐えません。

 

腰痛の持つ悪質さをまとめると

・可視化されないことによる周囲からの対応

・「動けてしまう」ことによる症状の悪化の可能性

・環境によって左右されやすく、非常に慢性的であること。

・トレーニング、それもランニングですら禁止されてしまうこと

この四点でしょうか。

 

腰というのは、外傷によって怪我をする危険が少ないところでありますので、日々の心がけ次第で腰痛にはならずに過ごすことは比較的容易です。

 

くれぐれも、オーバーワークや負担のかかるフォームはやめてください。

相当辛い思いをすることになります。

私のような思いをする方が少しでも少なくなることを祈って、拙いながらも筆を取らせて頂きました。

乱文乱筆の程失礼。