行雲龍水〜月穿つは太陽神の撃鉄〜

(挨拶→構築記事→「これから」についてとなっております。)

(構築名はべすらいむ(@bsraim_poke )様から頂きました。

この場をお借りして感謝申し上げます。)

 

 

どうも、ご無沙汰しております。

劾流と申します。

幻のレートシーズンもついに終わりを迎え、本当の意味でorasに別れを告げる時期がやって参りましたね。

私はorasのシーズン10から始めましたが、ポケモン、及びTwitterというツールによって多くの方々と出会え、多くの世界を知ることができました。

今まで出会った全ての方にお礼申し上げます。

何卒これからも宜しくお願い致します。

 

公式におけるシーズンが終わってから、というのはどうにも皮肉ですが。

今回紹介させていただく構築は、自信を持って「今までの自分のどの構築より精度が良い」と言う事ができる構築です。

安定して高い結果を残していらっしゃるような強者の方々には遠く及ばぬ私ではございますが、最後までお目通し願えれば幸いに存じます。

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並びだけ先に。名付けて、攻めループ。

受けの概念を完全に放棄し、ひたすら殴ることだけを考えた構築です。

使用ロムはムラサメぽけ、アルジェント。

最高レートは2088/2082でした。

2200と息巻いていたところにこの結果は数値としては些かに不満はありますが、インフレしにくいこのシーズンにおいては、まぁそこそこやれた方かな…と。

5期連続2100は達成できませんでした…(>人<;)

ちなみに、フレンドコードの欄に書かれた12桁の数字はある法則に従って並んでいます。

ヒントは16進法、解けた方は私までご連絡いただければ幸いです(╹◡╹)♡

(以下常態)

 

・前回との変更点

 

1.ゲッコウガマニューラ、スキスワクレセ、メガゲンガーメガミミロップエアームドメガクチート、襷ガブリアス、メガフシギバナジャローダ、猫捨て身ガルーラなどの重いポケモンにある程度仕事をし得るものの採用 。

 

2.ドラゴンの一貫性を切るポケモン

 

3.ガブリアスの逆鱗を耐える耐久とメガクチートに確定を取れるレベルの火力。

…警戒されない型、及びポケモンであれば望ましい

 

4.安定性の保持のために2メガ構築とするが、その際にガルゲンやハッサムルカリオクチート、物理受け全般に隙を見せないポケモンの採用。

 

これらを目指した。

1についてだが、最速スカーフサーナイトが筆頭に挙げられる。

また、サーナイトはフェアリータイプを有しているので同2の条件も満たす事ができる。

入れ替える枠としてはタイプが被り、なおかつサーナイトがメガでないことの確証を相手に与えてしまう懸念のあるニンフィア

そして、選出率の観点から危ういジャローダの二択である。

僅かばかり悩んだが、やはりニンフィアを抜くこととした。

3メガ構築が流行り始めているように感じるこの頃においてサーナイトがメガである可能性を匂わせられるのは決して悪いことではないからであり、また、サナ+ニンフと採用した場合には、その役割対象が似通っているところや龍の一貫切りとして、選出や立ち回りが安定しなくなる虞があるためである。

 

さて、条件3についてだが、サーナイトの採用によってややボルトロス+抜きエース(具体的にはグロガル)が辛くなることが懸念された。

ちっとやそっとグロを積まれたところでテラキオンボーマンダで対応は出来るのだが、クレセと絡まれると厄介この上ない。

故に、必要とされるのは「体力が半分以下まで削れたガルーラ」を相手のaが2〜3段階上がった状態で不意打ちを耐えきり突破し、裏のクレセリアにも一貫し、ガブリアスの特化逆鱗を耐え、メガクチートを警戒されない方法でワンキル出来るポケモンである。

前半の条件を満たす場合そのポケモンのタイプは悪タイプとなるが、悪タイプは概して耐久が低いこと、また、元々の3の条件をクリアできないことから難しい。

本来であれば一匹ではなく数匹で見て然るべき並びである故、この枠は迷走を続けた。

ならば何故一匹で見ようとしたかと言うと、私が使いたいポケモン、私の目指す構築にそれらのポケモンは合っていなかったからだ。

今まで使用し続けた「テラキマンダ+ガルウルガ」の並びは崩したくないし、崩したらそもそも扱いきれる自信がない。

元より何事においても長引かせる試合は好まない、カタは一瞬でつけるタチの私としては耐久ポケモンの使用は厳しいものがある。

 

 

と、悩んでいた時。

昵懇にさせていただいているフォロワーさん(@bsraim_poke )ことべすくんから♀育成済みゲッコウガをいただける事となった。

ゲッコウガはあまり使わないポケモンであったが、この時の「問題」はニックネームにあった。

「ひたち まこ」というnnだったのだ。

私が好きなゲームの中に千恋*万花というゲームがある。

そのゲームの登場キャラクターの名前がひたちまこ、こと常陸茉子ちゃんなのである。

参考画像を貼らせていただこう。f:id:Megamanda0429:20161102080544j:image

(ね?可愛いでしょ⁇)

茉子ちゃんは忍者であるからして、べすはゲッコウガにこのnnを付けたのだと推測される。というか私でもそうする。

なんとも現金な話であるが、要はこのnnがついたゲッコウガを使いたくて使いたくて仕方なくなったのだ。

ここで構築に話を戻そうか。

ガルーラ+クレセリアの並びにおいて、cに振って火力増強アイテム(拘り眼鏡)を持たせたゲッコウガメガガルーラが半分以下に削れているという状況であればガルクレセに一貫するタイプ一致「あくのはどう」が打てる。

ガブリアスの逆鱗を耐える、というものはゲッコウガの調整の中でもメジャーな「信用可能ゲッコウガ」の調整を流用すれば良い。

そして…クチートに警戒されないポケモンでもある。

 

さて、ゲッコウガというのは概して刺さりの良いポケモンだ。

技が多彩で、どこからでも弱点をついてくるため安定した突破は難しいとされている。

そんな中で、メガクチートゲッコウガ対策と一つとなっているのである。

私もクチートゲッコウガを対策していた時期があった。

珠めざ炎など確定で耐えるが故、クチート側からしたらはたき連打で突破ができるカモなのだから。

仮に眼鏡を持たせても乱数、これでは意味がない。

で…あるなら。

例えば、そう。

抜群一致めざ炎より高火力の技が打てれば?

クチートの突破は可能である。

ここで、ゲッコウガは「御三家」ポケモンの一体であることを思い出していただきたい。

そう、あるではないか。

ハイドロカノン」が!

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( ◠‿◠ )

 

かくて、信用可能調整を施した眼鏡ハイドロカノンゲッコウガが完成したのである。

条件3、クリア。

ちなみにこのゲッコウガ、ゲコの珠けたぐりを確定耐えするので対面からは珠ゲコを突破可能ある。

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最後に残るは4の条件である。

率直に申し上げて、ボーマンダと組ませるメガポケモンは自分の中ではガルーラ以外に考えられなかった。 

故に、受け出しのゲンガーを突破し、メガ前ルカリオよりsが早く、物理受けに強い…

最速グロ秘密噛み砕くガルーラが完成した。

雑に強かった。

最速グロ不意はガルーラミラーにおいても優位に立て、グロ(=sが遅い)という意識を利用して勝った試合は少なくない。

3-1からガブリアスグロウパンチを打って体力5から裏のアローグロスを不意打ちで突破した時は思わず笑ってしまった。

ファイアロー+メタグロスの並びに強いようで、ボーマンダとの保管もバッチリである。

噛み砕くの存在によりメガヤドランに強く、一貫性の観点から後続への負担もかけられ、bダウンも案外馬鹿にならない。

2000帯で長く戦えていた影響かはわからないが、ナットレイはあまり見なかったので問題なかった。

ウルガマンダの起点になる故に出さなかったのかもしれないが。

 

これらを踏まえ、並びは以下のようになった。

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 この構築においては、受けの概念を「完全に」放棄、ひたすら殴り続けることで試合のイニシアチブを引き寄せることが重要である。

私は武道をやっているのだが。

試合中においても攻撃は最大の防御であるからして、攻めながら受けることはあっても受け一辺倒はあり得ないのだ。

 

 以下個体紹介。

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ボーマンダ@ボーマンダナイト (♀)

197-194-151-×-116-160 意地っ張り

恩返し/龍の舞/羽休め/身代わり

NN.Blue*velbet

 

みがはね舞マンダ。

物理受け…特に対カバルドンにおいてその真価を発揮した。

ボーマンダカバルドンで受ける構築は存外に多く、その手の構築にはカバルドンを上手く誘い出せればまず負けはなかった。

比較的hpに多く振っている影響で耐久も高く、舞い時の突破力を十全に活かせる調整であったと思う。

ステルスロックで敢えて他の二体を倒させ、こちらも本構築において非常に重いエアームドを強引に起点にするという勝ち筋を作れるのも非常に良い。

このゲームを始めた時から使い続けてきたポケモンだけあって愛着は深い。

サンムーンにおいてもメガは続投とのことで、嬉しいことである。

選出率70%弱、テラキオン+サーナイトテラキオン+ウルガモスとともに出すことが多かった。

 

 

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テラキオン@気合の襷 性別不詳

167-181-110-×-110-176 陽気

インファイト/岩石封じ/地震/ステルスロック

NN.ヴェサリウス

 

展開、及びストッパー役のテラキオン

こちらも始めて以来使い続けているポケモン

選出率は限りなく100%、出さない試合があっただろうか?

ステルスロックが刺さっているようなら先発、積みポケモンが見えるなら後続、ガルーラ入りなら取り敢えず初手。

雑に扱って雑に強いポケモン、ガルテラ対面で相手の選出画面にガルドが見えたら地震を打っていた。

引かれたとしてガブリアスなので、襷を削れるという観点からはそこまで痛手にはならない。

ちなみにガルテラ対面猫→クレセ引き→ステロ→(相手の)毒の行動ができたら例え裏にウルガモスがいてもインファイトを打つべし。

8割方ガルーラが来る故。

無振りボルトロスの10万程度なら2耐えするが、耐久面における過信は禁物。

秘密と判明すれば、秘密+グロウを確定耐えするので、ゲコガル対面で一応後出しできる。

秘密で麻痺→痺れたら諦めるしかないが、確率として考えづらいことであるので諦めるしかない。

 

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サーナイト@こだわりスカーフ(♂)

h76/c228/s204 臆病

トリック/気合玉/サイコショック/ムーンフォース

NN.レ・ファニュ

(NNの由来は、かの有名な「吸血鬼カーミラ」の書き手である。筆者イチオシなので、機会があれば是非一度手にとって見ては如何だろうか)

 

今期になって初めて構築入りしたスカーフ枠。

テラキオン+ボーマンダ+サーナイトの並びを基本選出としているため、当然のごとく選出率は高い。

役割としてはメガゲンガーミミロップゲッコウガなどの本構築において”非常に”重い相手の処理。

トリックによる耐久系統への起点化、ガルーラへの一処理ルート、マグスト挑発鬼火守るドランを否応なしにハメ状況へと誘導する、天然ピクシーをはじめとした小さくなる系統への対策etc…と、多岐に渡る。

トレースにより「砂かき」「すいすい」「葉緑素」を得られるため、天候系構築への駒ともなりうる。

 最速で、なおかつスカーフを持っているため、対面から起点にしようとして来るメガバンギラスに対して一矢報いることができるが、懸念されるのはhsメガバンギラスである。

この場合、ムンフォ×2では超低乱数…相手の型が割れているのであればきあいだまを打つ必要があるが、その場合は負けと見た方が良い。

気合玉というのは、ゲームプランを確立する上では勝ち筋に数えてはいけない。

そも、外す確率が30%もある技を「当たる前提」で採用するのが間違いである。

怒りとは期待と現実の差によって生じる。

「運負け」と落ち込み、嘆きたくなくば、気合玉の命中に期待はしないことだ。

気合玉とは、あくまで最終手段。取らずに勝てるのであればそれに越したことはない。

 

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ゲッコウガ@こだわり眼鏡(♀)

149-103-106-143-92-182

(信用可能調整)

ハイドロカノン/れいとうビーム/草結び/悪の波動

NN.ひたちまこ♪

 

ゲームとは、相手が嫌う行動をすべしとは言い得て妙だ。

畢竟するところに、奇襲とはされる側は最も嫌うところであり、奇襲によって潰されたゲームプランの穴は対戦中に立て直すのは困難である。

このポケモンも新しく構築入りしたポケモンである。

経緯にて型の記述はしているので仔細は省くが、警戒されないことの強みを教えてくれた。

クチートを飛ばす、ラストにおける対面性能の向上、辛い相手を相討ちに持っていくことで展開を有利にするなどの理由からハイドロカノン

カバリザやカバルカなどのカバルドン展開に対して眼鏡草結び→積みエース降臨→テラキオンでストッパーに

という流れを取っていた。

瞑想スイクンに対しての駒にもなりうる。

採用理由のガルクレセへの一貫技として悪の波動、ラストに一貫性と汎用性の観点かられいとうビームを採用した。

本来であれば相手の出来ないカイリューマルスケ貫通で確定が取れるのは非常に気持ちが良いものの、こだわりのなかでも起点にされやすいポケモンであるからして裏のテラキオンと同時選出が常になっていたのが辛いところであろうか。

猫騙しのダメージでけたぐりを持っていないことが悟られるため、初手のゲコガル対面はテラキオン引きが安定する。

グロウを打ってきたら相手を讃え、降参。

裏がガルーラ、及びボーマンダであればなきにしもあらずだが、本構築のスタンス、イニシアチブを握られてしまった以上事実上の負けである。

「お前に負けるなら悔いはないさ…!」というところ。

いや、結構残るけれど。

 

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ウルガモス

175-×-102-181-125-155 臆病  炎の体

大文字/蝶の舞/虫のさざめき/めざめるパワー(氷)

NN.Red*contract

前回の記事に同じく。

s補正めざ氷ウルガモスである。

後出しのスカーフガブリアスや、メガ前ボーマンダとの偶発対面時に起点を回避できるという観点から非常に優秀。

準速100属も抜けているので器用な立ち回りを選択肢として意識することができた。 

鉢巻ガブリアス地震を耐えるため、クチート軸への対処が変わってくる。

無論、ただの特化ガブリアス如きの逆鱗など余裕を持って耐えるため、ガブリアスを見ても選出できるのはこの調整ならではの強みであった。

本構築において辛いステロ+メガハム展開への駒。

特化メガハムのステロ+剣舞バレパンを耐えるため、ピンポイントで連れていくことも少なくなかった。

催眠ゲンガーが増えているように感じたため、このポケモンにとっては今シーズンは追い風であったかもしれない。

一応初手ガルゲン対面の引き先。

滅多に引かないが。

 

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ガルーラ@ガルーラナイト (♀)

181-177-120-×-120-167 陽気

秘密の力/噛み砕く/グロウパンチ/不意打ち

NN.ネアスタリア

備考:メガ前きもったま

 

経緯は上記で説明したもの。

前シーズンに引き続いて最速グロ秘密での採用。

構築として氷技は十分であったため、交換読みや対面からゲンガーをケアできる噛み砕くを採用した。

副次的な効果としてメガヤドランにも強くなれたため、受けループへの崩しがやや軽くなったのだが、そもそも今期は受けループが少なかったように感じられる。

正確な情報がないゆえ、私見でしか語れないのが口惜しいところではあるが。

とにかく警戒されないのが強かった。

アローを不意打ちで突破したことは数知れず。

鉢巻ガブリアスの逆鱗を耐えられないあたり「攻めループ」の立派な一員であった。

特に文句はない。

強いて言うなら身代わりや岩技が欲しい場面も多かった…が、そこはまぁ選択である。

 

基本選出は

1.テラキオン+ボーマンダ+サーナイト

2.テラキオン+ボーマンダ+ウルガモス

3.テラキオン+ガルーラ+サーナイト

4.テラキオン+ガルーラ+ゲッコウガ

5.テラキオン+ゲッコウガ+サーナイト

である。

上から順に優先度が高い。

辛い相手としてはジバコイル

ボーマンダにノータイムでジバコイルを投げる人たちとは多分仲良くなれない。

ジバコイル+マリルリ+ミミロップの並びはほぼお通夜である。

初手降参も一考。

良くも悪くも試合が一瞬で終わることが魅力である。

それだけ多く対戦回数を稼げるのだから。

 

 

ここまでお読みくださりありがとうございます。

少し冗長になり過ぎたか、と若干自責の念に駆られておりますが、それはさておき。

皆さん、本当に6世代お疲れ様でした。

新参者の私を明るく、そして暖かく迎えてくださったTwitterのフォロワーさんのすべての方に、この場を借りて感謝申し上げます。

 

そして。

構築相談に乗ってくださった方。

リアルで辛い時に話を聞いてくださった方。

孵化あまりやアイテムを提供してくださった方。

そして、対戦をしていただいた全ての方。

ありがとうございました!

 

 

私事ではございますが、ご報告があります。

少し、リアルの事情にてネット環境の効かない場所で住み込みということになりまして。

12月、あるいは3月を折りにして、土日以外での浮上が出来なくなります。

ご承知おきください。

この生活は今後短くて2年、長ければ3・4年ほど続きそうですが、自ら望んだことでもあります故、後悔はありません。

もし宜しければ…応援のほどいただければ、嘉悦の極みに存じます。

と申しましても、まだ時間に余裕はあるのでその時が来たら改めて連絡させていただくことになるかと。

その分、土日は完全にフリーになりますので、オフや遊びなどに誘っていただければ、などと思っております。

では、またお会いしましょう!